本社と海外支社、部門などで異なるERPを導入する戦略。
無秩序だと支社のユーザにとっては良いだろうが、コントロールがきく状況まで持っていかないと監査でだめだと思われる。
今のところ、目線が本社ベースの提案ばかりしかみあたらない。本社に報告する部門の管理会計とかでプロジェクト会計で提案すれば裾野が広がるのではないだろうか。
あとどこのベンダーも提案しないだろうが、2層目に勘定奉行っていう提案は戦略として成り立つだろうか。SAPに嫌気の指した日本人受けはいいとおもうんだけど。
2012年3月8日木曜日
2層ERP
2012年3月7日水曜日
Cloud Triggers
Cloud Triggers
How can I tell when a system is right for cloud?
* Cost savings
Systems that can be provided at a lower cost -so that transition costs can be recovered within 18 months
* Time to market
When IT needs to support increased agility in highly dynamic markets
* End of life
Systems that need to be replaced soon, or where significant capex re-investment is required are likely candidates
* Collaboration
Systems that will generate more value by being accessible to more users
2012年3月6日火曜日
クラウドについて思うこと 2
続き。
先ほどはクラウドのメリットや目的であったが、今回はリスクとおもっていること。
1 セキュリティ
2 情報のサイロ化
3 ビジネスニーズとの適合性(カスタマイズについて)
まずはセキュリティについて。情報漏洩のリスクである。ただし情報漏洩の大半が内部からの情報漏洩であることを思えば、クラウドにすることでそれが問題になるほどのインパクトになり得るだろうか。
また、あなたはタンス預金と銀行預金、どちらを信用するのだろうか。もちろん実績があって信頼できるベンダーを選択する必要はあるが、セキュリティに関してクラウドは特にリスクを大きくしない。またBCPの観点からもクラウドにする価値はでてくる。
次の情報のサイロ化であるが、これはSOAの導入を同時に考え、MDMを利用することで統合環境を構築し、サイロ化を防ぐ必要がある。iPaaSも発展途上ではあるが統合環境構築においては視野に入れておくとよい。
最後のカスタマイズに関してが最大の問題である。
要求との適合性、すなわち品質はクラウドによって得られるメリットであるコスト、スピードの犠牲になる。要求との適合性だけで見ると、スクラッチ>パッケージ(オンプレミス)>クラウド(SaaS)となるがコスト、スピードとのトレードオフが効くかどうかと将来性を見越して判断するべきと考える。
2012年3月3日土曜日
クラウドについて思うこと
クラウド化の目的は
1 コストダウン
2 カットオーバーまでの時間短縮
この二点が大きい。
まず最初のコストダウンについては、期待値の割には成果が出にくい。思ったほどコストが下がらないというのが現実である。
運用保守フェーズにおけるコストを見積もっておかねばならず、この費用が上乗せされる。そのため運用保守フェーズまでのコスト比較ではあまり効果が出てこない。
コスト計算にはバージョンアップまでの費用を組み込む。SaaSではアプリケーションのバージョンアップは自動的に行われるのでユーザーは常に最新の機能を利用できる。
次の点であるスピードに関しては明らかにSaaSの方にメリットがあるため特に問題にはならないはずである。
ペース・レイヤリング戦略について
ペース・レイヤリング戦略の概要は以下のリンクを参照
「アプリケーションのペース・レイヤリング戦略の採用によりイノベーションが促進される」
http://www.gartner.co.jp/press/html/pr20120222-01.html
ここからがEAサミットからの内容です
ITリーダーが抱えている問題は以下の3点
1. ビジネス戦略との乖離をいかになくしていくのか
ガートナーの調査結果から、IT部門において、自らのIT戦略が経営戦略と同期していないと考えている企業の割合がほぼ3分の2
2. ビジネス環境の変化に、情報システムはいかに俊敏に対応するのか
現在のビジネス環境は様々な要因で変化すること、それに企業が対応する際に情報システムが俊敏に対応できる状況にあるのか
3. 変化に対応すべき領域をいかに見極めるのか
情報システム(アプリケーション)がビジネス環境の変化に俊敏に対応するためには、変化に対応すべき領域をビジネス側の観点で見極めることが重要である。また、変更が本当に必要なのかを検討することも重要である
以上の課題を解決するためのアプローチがペースレイヤリングである。
ペースレイヤリングではアプリケーションを変更のペース(改修の頻度)に応じて三層に分けている。
1 記録システム
最も改修の頻度が少ないもの
会計などのように、日々のトランザクションを記録するようなシステム
2 差別化システム
次に頻度が高いもの
企業、あるいはその業界で独自のシステムであり、他社との差別化が図れるシステム
3 革新システム
最も改修の頻度が高いもの
ビジネスプロセスの大きな変革や新しいビジネスモデルをもたらすシステム
それぞれの層のシステムに求められる発想
「記録システム」には常識的な「普通のアイデア」、「差別化システム」には他社との違いを考える「異なるアイデア」、「革新システム」にはこれまでになり「新しいアイデア」が必要である
以下はそれぞれの層におけるガバナンスの例である。
記録システム | 差別化システム | 革新システム | |
APM | コスト、リスク、ビジネス適合性を評価 | 差異が維持されているかどうか評価 | 本稼動の準備ができているかどうか評価 |
PPM | ビジネスニーズと投資収益率(ROI)に基づいて優先度を評価 | ビジネス上の戦略的ニーズに基づいて優先度を決定 | ビジネスチャンスに基づいて優先度を決定 |
人材配置、スキル、ソーシング | 信頼性とコスト効率に優れた提供を重視 | 業務知識とスピードを重視 | 試験的な取り組みの設計を重視 |
財務分析と予算 | 信頼性とコスト効率に優れた提供を重視 | プロジェクトの進展に合わせて予算を繰り返し適用 | ベンチャー・キャピタル式の段階的な出資 |
アーキテクチャ管理 | データとプロセスの整合性を保証 | 記録システムと新規プロセスを活用 | 新しい技術と構造で試験 |
ソフトウェア・プロセス | 概してウォーターフォール型 | 概して漸増的及び反復型 | 概してアジャイル型 |
オペレーション/サポート・コラボレーション | 厳格に統制された変更管理 | 合理化されたシステム単位のプロセス | 中止権限を持つチームの管理 |
ベンダー管理 | 大規模、安定した大手ベンダー | ベストオブブリード、ビジネスプロセス管理スイート(BPMS)、コンポジットアプリケーション | 機能すれば何でも |
ガートナーからの提言としては
1. ビジネス戦略を意識したアプリケーション分類に着手する、アプリケーションの分類に変更の多寡の軸を加えてみる
既に分類がされている場合でも改めてビジネス戦略の観点で、分類を見直すことを提言する。そのことでビジネス戦略と乖離しないアプリケーションの対応方針が可能になる。そして、分類する際に、分類の軸に変更の多い・少ない、の評価軸を加えてみることで、新しい対応方法、方針が見えてくる可能性がある。
2. アプリケーションのガバナンス方針にペースレイヤの考えを取り入れる
ガートナーが提唱するガバナンスの八つの規律分野とペース・レイヤリングの各層ごとのガバナンスプロセスを参考に、各企業で「記録システム」「差別化システム」「革新システム」ごとのガバナンス・プロセスを設定する。
3. 記録システムの層は堅牢性を重視し、敢えて変更を加えない仕組み(標準プロセス)にする。そのことによって、変更の多い差別化・革新システムの層における、変化への俊敏な対応(デリバリー)が可能になり、ビジネスの差別化・確信が加速されることになる。
差別化・革新システムにより注力することが求められるが、差別化・革新システムを有効にするためには、堅牢で変更の頻度の少ない記録システムの構築が重要となる。
<感想>
ITは効率化、合理化のためのツールで、そもそも競争優位獲得のためのツールだという認識がIT部門側にない。この辺りの認識を変えるのが最初の出発点かと思われる。
記録システム、差別化システム、革新システムの分類は容易かと思われるが、それに基づくガバナンスの構築や新しい分類におけるリソース(ヒト、モノ、カネ)のアロケーションがなかなか難しいと感じる。クラウドを取り入れ、ローンチまでの時間を短縮し、投資効果をすばやく得ることで実現可能だろうか。
2012年3月2日金曜日
ガートナー エンタープライズ・アプリケーション サミット 2012
今日は 「ガートナー エンタープライズ・アプリケーション サミット 2012」に参加しました。
いくつかの注目のトレンドを把握できるいい機会でした。
キーワードは
1 クラウド
2 ソーシャル
3 モバイル
このITトレンドをどう活かすかということ。
うちもクラウドに舵取り必要ですので聞いてよかった。
あとは、ペースレイヤリング。
ビジネスプロセスの話もよかったです。
内容が濃いのでスマホからは書きにくいです。ちょっと小分けして書きます。
2012年2月27日月曜日
Business Intelligence #2
2012年2月24日金曜日
Business Intelligence #1
GartnerのMagic Quadrantの評価と今の自社の状況から候補を絞って調査中。今のところこの辺りが候補
1 Business Objects
2 Qlik View
3 Spotfire
4 MSのBIソリューション
調べたらアップデートします。
2012年2月19日日曜日
アンドロイドアプリからのblogger投稿
スマホからだとウェブ経由の投稿がなんだかやりにくい。で、
googleの標準アプリを試してます。とりあえずは便利そうな印象。もうちょい使ってみます。
2012年2月17日金曜日
2012年2月16日木曜日
初投稿
さて、何から書き始めようか。ネタはこんなところか。
-資格について(PMP、システム監査等)
-本のサマリー(IT関連、ビジネス書、その他)
-ITソリューション、パッケージについての情報
-英語
-ライフハック
目指せ、一日一投稿